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2020.6.04
家づくりのこだわり
テクノストラクチャーで災害に備える住まいづくりvol.8
こんにちは!前橋市にありますハウスメーカー「アカギホーム」です。
「テクノストラクチャーで災害に備える住まいづくり」
8回目の今回は、通電火災の備えとなるシステムをご紹介します。
(vol.1はこちら→https://www.akagihome.com/blog/commitment/11952.html)
(vol.2はこちら→https://www.akagihome.com/blog/commitment/12006.html)
(vol.3はこちら→https://www.akagihome.com/blog/commitment/12073.html)
(vol.4はこちら→https://www.akagihome.com/blog/commitment/12204.html)
(vol.5はこちら→https://akagihome.com/blog/commitment/12256.html)
(vol.6はこちら→https://akagihome.com/blog/commitment/12294.html)
(vol.7はこちら→https://akagihome.com/blog/commitment/12309.html)
・感震ブレーカー
地震が起きた際、建物の倒壊と同じくらい警戒しなければならないのが、電気による火災です。
過去の大地震を振り返ってみると、火災がそこかしこで発生したという記録が残っています。
慌てて非難をする状況で、ブレーカーを切る余裕があるかわかりませんよね。
そんなときにあると安心なのが「感震ブレーカー」です。
「感震ブレーカー」とは、規定以上の大きさの地震が来た場合に分電盤を自動でオフにし、通電火災を未然に防ぐ設備。
震度5以上の地震が来たときに感震ブレーカーが疑似漏電信号を送り、主幹漏電ブレーカーが強制遮断して電源をストップする仕組みになっています。
電源をストップする経緯は2パターンあり、ひとつは地震波感知後、3分以内に停電しなかった場合。こちらは感震ブレーカーが3分後に主幹漏電ブレーカーを遮断します。
もうひとつは、地震波感知後に停電した場合。
この場合は、地震がおさまって電気が復旧したときに主幹漏電ブレーカーを遮断します。
大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがありますが、電気が復旧したときに倒れたストーブなどによる二次災害の危険が潜んでいるからです。
感震ブレーカーがあれば通電火災の心配なく非難できることができ、避難先で「ブレーカーを落としてくるのを忘れた!」と気づいて不安に駆られることもありません。
耐震性能や制震性能だけでは防ぎきれない、地震による火災の被害を減らすためにも、感震ブレーカーは有用性が高いといえるでしょう。
次回の「テクノストラクチャーで災害に備える住まいづくり」では、避難の備えについてご紹介します。